ここでは医薬品の特許（とっきょ）について説明する。
医薬品の特許は治療薬やワクチンの開発に膨大な予算と長い時間が必要になるため、特許を持つ企業は一定期間、製造や販売を独占する権利が認められている。他の企業が製造する場合などは、特許使用料を支払う必要がある。製薬会社は通常、特許期間に得られる収益を新薬の開発費などに充てることになる。
なお、他産業の特許にない特例として、厚生労働省所管の医薬品承認の手続等、商品化までの阻害要因が認められれば、最長25年の特許権が認められている。
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