焼き働き(やきばたらき)とは、戦国時代における放火のことである。
敵国に攻め込んだ勢力が、敵国の領内である城下町、集落、刈り取り前の田等に火を放つことである。当時は重要な戦法のひとつであり、記録では放火ではなく焼き働きと言われることが多かった。また、単に建築物などを焼くだけではなく、収穫時期の稲や麦などを焼く場合も多かったといわれる。ただし、この戦法は無闇に使用すると敵国の領民の怒りを買ったり、その焼き働きで自軍が火に巻き込まれたりすることもあったので、この戦法には高度な技術が必要であったとされ、テレビドラマにある時代劇のように無闇に行われていたわけではない。
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