無名 (甲鉄城のカバネリ)

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

無名(むめい)は、『甲鉄城のカバネリ』に登場する人物。

プロフィール[編集]

概要[編集]

初登場時はミニスカの和服の出で立ちで髪を二つにまとめている。

無名という名前は兄によってつけられたと話している。無名という名前になる前は「穂積(ほづみ)」という名前だった。正体は人間でもカバネでもない存在であるカバネリ。制限時間付きで高い身体能力を持ってカバネをも倒すことが可能。

逞生のことは「おデブ」と呼んでいる。

動向[編集]

第1話
甲鉄城を止めているところにけん玉をもって現れる。そのときに見事なけん玉使いを見せている。また、吹き戻しで遊んでいる姿も見受けられた。武士に検閲を受けてもらうと言われるも、堅将が客人だとして免除している。
カバネの疑いがあるとして銃殺されそうになった武士を庇った生駒のやり取りを見る。結局、武士はカバネではなかったが銃殺されてしまって生駒は牢屋に入れられる。そんな生駒に興味を持って、牢屋に生駒と話にいく。生駒との会話で、さらに生駒い対して興味を持つ。そんな中、カバネが街に現れて無名は急いで現場に向かうのだった。
四文と一緒に走っていたが、四文は途中でカバネに噛まれていたことが判明。四文は自決して、無名は一人で向かうことになった。途中でカバネが現れるも、蹴り一回でカバネを撃退。その際に鳥居に下駄が刺さって抜けなくなっていたりする。
第2話
言い争いをしている武士たちの話に割って入る無名。そこで無名につかみかかろうとした武士を撃退している。そこで、甲鉄城を動かせる侑那を見つけて、道は開くからついてくるように言う。そして、100秒で殲滅することを目標にカバネたちに挑みかかり、引き付けたカバネを次々と倒していって目標よりも少し遅れて110秒で倒すのだった。
甲鉄城近くにいたカバネ二体も撃退。そこで、生駒と再会して、匂いを嗅いで生駒がカバネリとなったことを悟った。甲鉄城に乗った後は休みつつも、体が光るのだった。
橋を下ろした生駒を置いて出発しようとする甲鉄城。逞生が引き上げようとするも、泣きながら残ろうとした生駒を無名は甲鉄城に乗せるのだった。生駒をカバネとして殺害しようとする武士たちに、生駒はカバネではなく私と同じ人とカバネの狭間にあるカバネリだと、背中を見せて言うのだった。
第3話
カバネリもカバネとして排除しようとする来栖らに敵意を見せる無名。生駒は自分はカバネだと外に出ようとするも、無名は腹を蹴って止める。助けてくれたということで二人を庇う菖蒲によって、金剛郭まで乗せていってもらうことで話がつく。
生駒も無名の話を完全に信じないまでも金剛郭に行くことに同意。そこで、無名は長く戦うと眠くなってしまうから長い時間は戦えないということで、生駒を私の盾になってと提案。断ろうとする生駒を容赦なくパンチして強引に訓練させるのだった。
カバネの匂いを感じて他の車両に行ったことで、カバネリを恐れる他の民衆たちが恐れる。そして、無名たちを追い出そうとする来栖が現れたところで、お互いに戦闘になりそうになる。そこに給水タンクが破れてるという知らせが入り、修理のために甲鉄城は一旦泊まることになるのだった。
カバネリを排除しようとする勢力が、無名と生駒を攻撃するために近づいてくる。生駒が挑発するなと言う中で無名は応戦しようとする。そこに、菖蒲が生駒相手に体を張ったことで、ひとまずその場は収まるのだった。
子供たちと無邪気に戯れる無名。変顔で子供を笑わすなどのコミカルな表情を見せる。その様子を鰍らが微笑ましそうに見ているのだったが、無名が血が欲しいと言ったことで態度を急変させる。そこに妊婦がカバネ化して現れたことで、その妊婦を無名は躊躇なく倒すのだった。
第4話
カバネ化した妊婦を子供ごと殺害したことを周囲は非難するも、血は穢れてしまったから子供も助からないという無名。そして、生駒が菖蒲の血を求めて正気をなくして未遂に終わるも襲いかかった一件もあって、無名と生駒を恐れて車両に閉じ込めることになった。
菖蒲が実権を奪われたことで、甲鉄城の進路が変更。そんな中、生駒を庇って逞生たちが同じ車両に閉じ込められた。血が飲めなくてカラカラになったという無名は鰍に笑顔で血を飲ませてくれないかとお願いして、鰍は思わず赤面している。
カバネリを恐れる者達が無名たちの乗った車両を切り離そうとした矢先に、進路を変えたことでトンネルでカバネや戦いを重ねて強くなったワザトリの侵入してくる。生駒と無名はトンネルが途切れたところで、天井のカバネを倒して前頭車両に行くことにする。
天井のカバネを全員倒すも、眠くなってきてしまう無名。無名は残りは生駒に頼み、『起きた時あんたが死体になってたら…私困るからね』と言って送りだすのだった。
生駒によってワザトリが倒されて、カバネリに対して理解が進むことになった甲鉄城。そして、仲間も血を提供するといって、無名たちは団結することに成功するのだった。
第5話
子供たちと遊んでいたところ、みんなのいる前で喧嘩を始めた男達二人をボコボコにして止める。それを見たみんなに歓迎されて、菖蒲に用心棒と褒められるのだった。
八代駅で幼馴染の榎久と再会。そこで、榎久に旅でみんなと仲良くなったことで腕が鈍ったと指摘される。そして、何者かに殺害される少女を思い出して、気持ちに揺らぎが生じるのだった。
レールから障害物を取り除く生駒の作戦にも手伝うとは言うも、従うことは拒否してしまう。その後、犬が死んでいるのを見ると、役立たたないことで捨てられる前に死ねて良かったと言うと、周囲から非難されてショックを受けた表情で立ち去るのだった。
生駒にカバネのいる釜場に行くなと言われるも、カバネを倒すという存在意義を保つために忠告を無視して単独で突っ込む。90秒とみてカバネを倒そうとするも、予定よりも早く倒し終わって腕に傷を受けるなど普段とは様子が違うのが見受けられる。その後、やってきた新手も倒していって、釜場のカバネを全滅させる。
釜場のカバネがいなくなった後、生駒たちがやってくる。だが、全滅させたと思われたカバネが下から大量にやってくる。焦る無名は「生駒、大丈夫だからね。私が何とかするから」と焦るも生駒に黙ってろと遮られる。無名はそのままカバネと戦うも、格闘技を使うカバネに投げ飛ばされて倒れる。生駒に助け出されるも。作業が中断されてレールの障害物は取り除かれないまま、新手の巨大なカバネが現れるのだった。
第6話
巨大カバネのクロケブリの登場によって、瓦礫の下敷きになって身動きが取れなくなってしまった無名。生駒は何とかして岩をどかすことができずにいた。それでも、強がるも顔が光ってカバネになってしまうと取り乱す。生駒がもっていた血を飲んで症状は治まるも、新手のカバネが無名たちのところにやってくるのだった。
生駒がやってきた大量のカバネを引き付けて倒していく中で、母親がカバネの疑いがあるとして射殺されてしまった過去を思い出す。そして、気がつくと仲間たちに救出されていた。無名はすぐに生駒を探しに出て見つけ、生駒が倒れているのを見て焦る。体を揺らして生駒が生きているのを確認して、甲鉄城へ急いで戻るのだった。
クロケブリの倒す方法を菖蒲たちに説明。これを元に大砲でクロケブリの心臓をさらけ出した後に、無名が止めを刺すことになる。作戦前に犬が死んで良かったと言ったことを子供たちに謝罪して出かけるのだった。
苦労しつつも逞生が大砲を何とか命中させて、クロケブリのさらけ出された心臓を叩くことに成功。甲鉄城が脱輪するのを防ぐために右に寄った時には、「ヨっ」と可愛らしい声をあげている。
第7話
甲鉄城によって生駒たちと和やかな移動をする無名たち。そんな中、倭文駅に到着して一息つくことになる。そこで今日は七夕と言う話を聞いてやってみたくなる無名の言葉を聞いて、菖蒲によって夜には七夕をやることが決定する。その後、子供たちの身体を洗っていた鰍はカバネリとなった無名の背中を見て心配そうな表情をしているが、そのときに無名のお尻も見えている。
鰍の誘いで買い出し組に付き合うことになる。鰍の値引き交渉を見て「鰍も戦するんだね」と勢いにのまれるのだった。買い物で鰍に髪飾りを買ってもらっているが、生駒が無反応なことに少し不機嫌になっている。
鰍の姿を見て母親が七夕をやっていることを思い出して、一人神社に行って物思いにふける。そこで、無名がいないことに気づいた生駒はお弁当を忘れていることもあって無名を探して神社までやってくる。そこで、無名は生駒に母親が七夕をやっていることや自分の名前が穂積だったことを話す。そして、無名はカバネリである自分はそのうち心がなくなってしまうのではないかという不安を抱いていることを話す。その話を聞いた生駒は、無名を人間に戻して穂積という名前に込められたようにお米をたくさん食べられるようにすると言うのだった。その話を聞いた無名は、生駒の妹のような笑顔を浮かべるのだった。
七夕では各自願いを書いて和やかな雰囲気になる。無名も鰍にお米をたくさん食べれるようになるようにと願ったと話すのだった。そして、打ち上げられる花火を見るのだった。その後、寝ている無名を見て生駒は、無名が慕っている兄様をカバネリにした相手として疑念を抱くのだった。
七夕の翌日、倭文駅に兄様と慕う美馬がやってくる。四文は死んでしまったという報告をしつつも、お前が無事でよかったと言われて喜ぶ無名。そんな無名を見て、生駒は美馬が真の英雄かどうか確かめることを決意している。

過去[編集]

カバネの恐怖に襲われた男に寄って母親が射殺されてしまっている。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]