炭鉱スコア

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炭鉱スコア(たんこうスコア)とはサッカーで7-0のスコアで終わること。2010年FIFAW杯南アフリカ大会サッカー北朝鮮代表サッカーポルトガル代表に敗れた時のスコア。当時の北朝鮮代表メンバー全員が炭鉱での強制労働送りにされるのではないかとポルトガル代表に心配される程だった。

由来 [編集]

試合前[編集]

鄭大世(当時川崎フロンターレFC町田ゼルビアにて引退)など海外組の活躍などにより2010年南アフリカ大会アジア予選を突破し、44年ぶりの本大会出場を決めた。グループリーグ初戦のブラジル戦では1-2で敗れはしたが、強豪のブラジルを相手に善戦したとして注目度が高まった。そして、これを受け2戦目のポルトガル戦では朝鮮中央テレビが史上初となるW杯実況中継で放送するなど盛り上がりを見せていた。

試合経過 [編集]

ポルトガル対北朝鮮

ポルトガル戦では、前半はメイレレスに先制点を奪われるも最少1失点で凌ぐ。しかし、後半に入ると、守備陣の崩壊が止まらず、53分にシモンのゴールを皮切りに、アルメイダチアゴが立て続けにゴールを奪い、僅か7分で3失点。その後は、なんとか耐えたようにみえたが、リエジソンにゴールを奪われ、その後間も無くしてC.ロナウドにも今大会初ゴールが生まれる。最期はチアゴが〆の7点目を取り、試合は終了。 結果、ポルトガル相手に7-0の大敗を喫し、この時点で北朝鮮のグループリーグ敗退が決定した(この試合の後、ポルトガルの選手達は「北朝鮮代表の選手たちが炭鉱送りにされるんじゃないか」と彼らの身を案じたという[1])。この中継放送については、「ポルトガルの4点目が入った時点で打ち切られた」とする報道がある[2]

試合後[編集]

消化試合となった最後のコートジボワール戦でも0-3で完敗し、3戦全敗(勝ち点0)、得失点差-11(得点1・失点12)という惨憺たる結果に終わった。なお、北朝鮮は、2010年大会出場国32国で最下位だった。

出典[編集]

  1. コラム 北朝鮮サッカーの善戦を願うワケ(上)、朝鮮日報、2010年6月25日配信。
  2. 北のポルトガル戦は4失点目で生中継を中断、試合途中で負け宣言 - サーチナ、2010年6月23日配信、6月27日閲覧。