潮留美海

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潮留 美海(しおどめ みうな)は、『凪のあすから』に登場する架空の人物。

設定[編集]

声 - 小松未可子

概要[編集]

久沼さゆの親友でクラスメイト。年の割には落ち着いた雰囲気を持っているが、勝気なところもある。

第一部[編集]

クラスで行われていたさゆに対するいじめに加担しなかったことで、いじめを受けることとなる。そのことに対して関係ないという態度を見せたことで、大事な存在となりたいとさゆが感じたため、さゆと親友となった。

産みの母親である潮留みおりは、幼いころに亡くなっている。みおりのことが大好きだったこともあり、父親の潮留至先島あかりと付き合っているという話を聞いて、とまどってあかりに対して心を閉ざしてしまう(それ以前は、あかりに懐いていた)。そして、さゆと共に至とあかりの仲を邪魔するかのような行動を取っていく。しかし、先島光との交流を通じて、あかりと和解することとなる。

冬眠の話を聞いたときには、あかりを死なせたくないと海に帰そうとしたが、話を聞いてあかりの地上に残りたいという想いを受け入れた。そして、おふねひき当日におじょし様の役をしていたあかりが海に投げ出されたのを見て、今まで言えなかったお母さんと言う言葉を口にすることとなった。

第二部[編集]

かつての光と同じ美濱中学校の2年生となった美海。光が向井戸まなかのことを好きだったと知るも、光は海にいるからと泣かないと決めて5年間光のことを想い続けた。そして、巴日に峰岸の告白を受けても好きな人がいるからと断った直後、海が光り出すのを見て駆け出してみると光の姿を見る。そして、息をしていない光のことを人工呼吸をした。

潮留家に居候することとなった光と同居することとなるも、叔父ということもあって光は美海のことを恋愛対象にみていない。それでも、健気に光のために制服を買おうとしたりと行動し続けている。

海に投げ出された際に、呼吸ができたことで本来は海と陸の世界の人間の間に生まれたハーフにはないはずのエナがあることが発覚。そして、海に落ちた時に聞こえた音をたどって伊佐木要と光と共に汐鹿生に潜ることができた。汐鹿生では、光達の通っていた学校を持た後にうろこ様に出会い、音をたどってまなかに出会ったときに何らかの気持ちを自覚して、まなかを抱えた光達と汐鹿生を脱出している。

その後、汐鹿生から帰って2週間目覚めないまなかを目覚めさせるきっかけをつかもうと、さゆと共に調べものをする。しかし、さゆの「まなかのことを強く思っている光がキスすることで目覚めるかもしれない」という一言をきっかけに、自分がまなかに目覚めてほしくないと思っているのではないかと苦しむ。それでも、木原紡の言葉を受けて、まなかが目覚めることで嬉しくなりたいと強く思いたいと願う。そして、光にまなかにキスするように言うと、その直後にまなかが目覚めることになった。

まなかが目覚めた後、「まなかが目覚めたことを嬉しいと思った自分のことが嬉しいと思った」とさゆに語っているが、どう接していいかわからずに、みんなで出かけるという光の誘いを断っている。それでも、屋上で光やまなか達に会ってから、距離が縮まっているように思えた。だが、光と一緒にうろこ様から「まなかは人を愛する気持ちを失っている」と聞かされてとまどう。しかし、光に人を愛する気持ちの大切さを改めて実感。いつでも持ち歩けるようにと、まなかの持つウミウシの石をペンダント状にして渡した。そして、自分が好意を抱いていることを光に気づかれないようにしようと決める。

おふねひきの前に紡の話を聞いたことで、まなかも光のことを好きだったことが分かって二人が両思いだということを知る。迎えたおふねひきでは、5年前を思い出すかのような出来事が起き、まなかが海に投げ出されてしまう。美海は、エナのないまなかを助けるために他のみんなと一緒に海に飛び込み、まなかを救出。しかし、今度は美海が海神様の生贄のような状態となり、自分を必死に助けようとする光の姿を見ながら繭につつまれてしまう。光はそんな姿を見て好きと言う気持ちを捨て去ろうとする。その姿を見た美海は光が教えてくれた好きになるという気持ちの素晴らしさを伝えようとする。海神様の想いも相まって美海が目覚めて間もなく、冬眠していた汐鹿生の人間たちが目覚め、みんなと一緒に地上に出ることとなった。そして、まなかと感動のハグを果たすこととなる。エンディングでは、「まなかさん」という呼び方を変えて「まなか」と呼び捨てにするようになっている。そして、光と両思いとはなれなかったものの、吹っ切れたような笑顔を見せた。

嫁コレ[編集]

2014年7月1日から、嫁コレでキャラクター配信が開始されている。小学生の姿のバージョンでの配信となっている。

関連商品[編集]

トイズワークスコレクション にいてんごむっ! 凪のあすから
2014年4月に発売。サイズは約62mm。美海を含めて全7種類のキャラクターが発売された。

外部リンク[編集]