準否定語

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準否定語(じゅんひていご)とは、英語において、完全ではなく、弱く否定し、「ほぼ...ない」「滅多に...ない」などの意味を示す語である。

few[編集]

fewは、可算名詞について「ほとんど...(い)ない」を表すときに用いる形容詞である。

  • There were few cars on the highway today.(今日、高速道路には車がほとんどなかった。)
  • Few children were playing in the park.(公園で遊んでいる子供はほとんどいなかった。)

なお、fewの前にaを付けると、「少しある(いる)」と、肯定的な意味になる。

  • There were a few cars on the highway today.(今日、高速道路には車が少しあった。)
  • A few children were playing in the park.(公園で遊んでいる子供は少しいた。)

代名詞として使うことも可能。

  • Few knew about me.(私について知っている人はほとんどいなかった。)
  • A few knew about me.(私について知っている人は少しいた。)

強調する際にはveryをfewの前に付ける。

  • Very few went abroad these holidays.(この連休、外国に行った人はごくわずかしかいなかった。)

little[編集]

littleは、非可算名詞について「ほとんど...ない」を表すときに用いる形容詞である。

  • I have little time.(私には時間がほとんどない。)

なお、littleの前にaを付けると、「少しある」と、肯定的な意味になる。

  • I have a little time.(私には時間が少しある。)

代名詞として使うことも可能。

  • Little is known about early emperors.(初期の天皇について知られていることはほとんどない。)
  • A little is known about early emperors.(初期の天皇について知られていることは少しある。)

強調する際にはveryをlittleの前に付ける。

  • I drank very little water last night.(昨夜、私は水をほんの少ししか飲まなかった。)

rarely/seldom[編集]

rarelyやseldomは、動詞の直前について「滅多に...ない」を表すときに用いる副詞である。

  • I rarely eat fish.(私は魚を滅多に食べない。)
  • I very seldom visit my friends.(私は友達を極稀にしか訪ねない。)

hardly/scarcely[編集]

hardlyやscarcelyは、動詞の直前について「量がほとんどない」を表す際に用いる副詞である。

  • Because of the noise, we could hardly hear each other's voice.(騒音により、私たちはお互いの声がほとんど聞こえなかった。
  • I scarcely have my homework today! Hooray!(私は今日宿題がほとんどない!やった!)