消火器
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消火器(しょうかき)とは、消防設備の一種で赤い筒状の道具である。
概要[編集]
持ち運びが可能であり、消火専用の設備では一番小さいものと言える。火災の原因に応じて、水系、粉系、二酸化炭素系など、数種類が存在する。
水系は可燃物を冷却することで、熱を奪い消火が期待できるものの、油火災に弱い。粉末系は燃焼を抑制する薬剤を噴射し、消火する。二酸化炭素系は酸素を減少させることで消火するもので、燃焼温度の高い金属火災に効果が期待されるものの、酸欠により周囲の人間への影響が懸念される。なお、美術館など水や粉末を使用できない場所には二酸化炭素系が設置されるなど、設置場所に応じた使い分けもある。
建物内に所有者の負担により設置される事が多い。火災の危険性がある火の元付近に近い場所へ設置するのが効果的であるほか、人通りが多く初期対応が早いことが期待できる通路が主な設置場所となる。
道路脇や住宅街に自治体の負担により比較的大型のものを設置する場合もある。