海福寺 (目黒区)

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海福寺(かいふくじ)は、東京都目黒区下目黒の黄檗宗の寺。

歴史[編集]

万冶元年(1658年)に江戸の本所深川に隠元が開創した。明治43年(1910年)に新宿区上落合にあった廃寺、黄龍山蓮乗院泰雲寺を合寺し、現在地へ移転した。

文化財[編集]

  • 山門(区指定文化財)赤い四脚門で明治時代後期に上落合の泰雲寺から移建したもの。
  • 文化4年永代橋崩落横死者供養塔及び石碑(都指定文化財) 文化4年(1807年)の深川富岡八幡宮大祭で起こった、永代橋崩落事件の死者を供養するために建立されたもの。
  • 梵鐘(都指定文化財) 天和3年(1683年)武州江戸中村喜兵衛藤原正次の作で、支那の梵鐘に形式を似せながら日本の古鐘の形式に範をとるという特異な考案によるもの。江戸時代の梵鐘中でも類例が少ない。