洗足学園音楽大学音楽感受研究室
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洗足学園音楽大学音楽感受研究室(せんぞくがくえんおんがくだいがくおんがくかんじゅけんきゅうしつ)は、洗足学園音楽大学に設置されている研究機関で、人工内耳装用者の音楽聴取についての研究を行っている。2007年、松本祐二・丸山典子らによって発足された。
歴史[編集]
1998年、同大学に岡田知之・松本祐二らによって洗足学園音楽大学打楽器研究所を発足。打楽器の研究をする中で松本は2001年に打楽器音と人工内耳の関係性に着目。それ以後、打楽器に限らず様々な楽器・音楽と人工内耳についての研究を始め同研究所内に「ミュージックラボルーム」を開設。2007年4月に洗足学園音楽大学音楽感受研究室として独立した。2013年4月洗足学園音楽大学附属研究所として音楽感受研究所と改称。2016年3月に洗足学園音楽大学の運営上の理由により同大学の全ての研究所が廃止され、音楽感受研究所も閉所となる。しかし、人工内耳と音楽に関する研究を2001年から継続している松本祐二により、この研究を継続するため、2015年5月「一般社団法人難聴者音楽感受研究所」が設立された。
沿革・略歴[編集]
- 2001年、打楽器音と人工内耳の関係性より「人工内耳装用者も楽しめる打楽器音楽」の研究を開始。
- 2002年、人工内耳でも聴き易いと仮定した打楽器音楽6曲を作成し、人工内耳装用者を対象に音楽聴取の満足度を調査。
- 2003年、人工内耳装用者を対象とした「ミュージックラボルーム」を開設。
- 2005年、私学学術研究振興資金助成対象研究に採択。(「人工内耳装用者の為の音楽感受向上法の研究」)
- 2006年、人工内耳装用者を主な対象として企画構成された演奏会:「音楽を聴きに来ませんか」を開催。
- 2007年、洗足学園音楽大学附属打楽器研究所から独立。人工内耳装用者にアンケートを取りながら進める「個々の聴こえ・個人差についての演奏会」を開催。私学学術研究振興資金助成対象研究に採択。(「人工内耳装用者の為の音楽感受向上法の研究」)
- 2008年、人工内耳を装用した幼児を対象とした演奏会:「音楽で遊びませんか」を開催。
- 2009年、第9回日本音楽療法学会学術大会の口述発表に採択。信州大学病院にて「音楽で遊びませんか」を開催。
- 2010年、第10回日本音楽療法学会学術大会の口述発表に採択。人工内耳メーカー:株式会社日本コクレアとの共同開催で兵庫県赤穂市と京都で「届けたいきみの耳に音楽を!」を開催。
- 2011年、第11回日本音楽療法学会学術大会の口述発表に採択。
- 2012年、第12回日本音楽療法学会学術大会の口述発表に採択。長野県松本市にて「音楽で遊びませんか第2回信州公演」を開催。
- 2016年3月、洗足学園音楽大学附属音楽感受研究所は一般社団法人難聴者音楽感受研究所へ全てを引き継ぎ閉所。
研究[編集]
「人工内耳装用者のための音楽感受向上法の研究」
コンサートシリーズ[編集]
- 音楽を聴きに来ませんか
- 音楽で遊びませんかrekisi
- 個々の聴こえ・個人差についての演奏会
- 届けたいきみの耳に音楽を!
所在地[編集]
〒213-0026 神奈川県川崎市高津区久本2-3-1 洗足学園音楽大学4号館1階4151室