泪(なみだ)とは、安土桃山時代の茶杓。千利休作、古田織部所持。
いつ作られたかは不明。しかし1591年に千利休が堺に流された時、細川忠興にはゆがみを、古田織部にはこの茶杓を引き取るようにと利休に言われ、引き取った。これは利休が最後の茶会[1]の時に使ったと伝わる。利休死後、織部は筒形の黒漆塗り茶杓入れを作り、利休以上に大切にしたという。これは織部の死去まで続いた。