水蜘蛛 (道具)
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水蜘蛛 (道具)(みずぐも)は忍者が水上を歩くときの道具とされる。ただし、実際には潜水具に近いと考える立場もある。
概要[編集]
「草鞋の四方に木の板を付けたもので一応浮くことはできるが、実際に人が乗ったら体重で沈むことが予想され、実用向けではなかったと思われる。」という威厳が大多数であるが、おそらくは誤解である。
人間が歩いて渡れる浅瀬とか泳いで渡れる場所は、軍事的には重要であり、当然警戒される。そうなるとある程度深い場所(渕)を渡ることになる。船で渡るのは目立つので、水面下ぎりぎりを潜って渡るのが自然であろう。人体の重心位置はだいたい大腿骨の付け根(恥骨のちょっと上)あたりにあるので、パンツのように穿くと水中姿勢も変えやすい。そうしておいてなるべく体の一部を水面上に出さないように水面下を移動するための道具であったという見解がある。
ただし、この方法では大量の人員や物資を運ぶことはできないため、せいぜい数人の偵察隊くらいしか移動させることはできない。そのため忍者が使う道具であるとされたようである。