水原華城
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水原華城(スウォンファソン、韓:수원 화성、英:Hwaseong Fortress)は京畿道水原市(八達区と長安区)にある長さ5.52キロの城塞遺跡である。1997年にユネスコ世界文化遺産として登録された。
概要[編集]
李氏朝鮮後期・第22代王・世祖18年の1794年に着工し、1796年10月10日に竣工した。設計は丁若鏞(チョン・ヤギョン)が担当した。朝鮮古来の築城法に西洋の近代的な建築技法を清(中国)から導入し、石とレンガを併用した。機能性と建築美を併せ持つ城郭である。総面積は130ha(東京ドーム約28個分)である。城壁沿いの歩道を一周すると2時間から3時間前後を要す。また城壁の上を自由に歩くことができる場所がある。
主要建造物[編集]
東西南北に南門、西門、北門、東門4つの門(4大門)がある。
- 長安門は正門であり、北門である。長安は首都を象徴し、民の安寧を意味する。
- 八達門は南門である。「八達山」と呼ばれる標高200mの高台となっている。
- 華西門は西門である。
- 蒼龍門は東門である。
- 華虹門は洪水に備え、水原川の北側に建てられた水門である。川の氾濫や敵の侵入を防御する役割があった。7つのアーチ型の門をもつ石橋の上に楼閣がある。虹のようなアーチ型の門を特徴とする。
- 東将門
- 西南暗門
- 西将台は有事の際に将軍が指揮を執る将台である。
- 錬武台(東将台)は武芸を修練するための施設である。
- 西弩台は多連発式の射撃用武器である弩を射るための高台である。