桑木阮咸(くわきのげんかん)は正倉院の御物で、4弦の琵琶である。正倉院の2面の阮咸の一つである。
円形の胴に竿のついた四本の弦をもつ弦楽器である[1]。撥が当たる部分には 松の下で囲碁を楽しむ文人たちが画かれる。胴の後に「東大寺」と書かれている。桑などの材料で作られている。琵琶とは構造が異なっており、胴と棹が分かれている。胴の形状が円形である。