本納寺（ほんのうじ）は、東京都豊島区雑司ヶ谷にある日蓮宗の寺。山号は妙永山。本堂裏の墓地には、この地に住み童話作家、戯曲家として活躍し舞台芸術院を開いた秋田雨雀の墓や悲母観音像などがある。
寛永5年（1628年）法明寺22世の実蔵院日相が現在地に三宝諸尊を祀ったことを起源とする。慶安年（1650年）に正式な寺院となる。明治41年、白山浄心寺墓地及び大塚仲町本伝寺墓地の一部が改葬移転され現在の墓域となる。大正12年9月1日に関東大震災で大破したため改築される。兜木正亨が住職を務める。