本慶寺（ほんけいじ）は、神奈川県横浜市神奈川区子安通の日蓮宗の寺。山号は正光山。
江戸時代には俗称を子安弘通所といい、鎌倉妙本寺への往還の休息所も兼ねていたという。明治元年1月7日の神奈川宿の大火で類焼した。明治5年まで現在の浅野山に続く本慶寺山という丘陵があって妙見堂が山頂に祭祠されていた。明治8年8月に本堂、庫裡が再建された。明治15年に当時の荏原郡六郷村（現在の東京都大田区内）にあった勧請寺の建物を買受けて本堂として建替えた。大正6年に本堂が新築された。大正12年9月1日の関東大震災で諸堂の全てが倒壊しその後再建されたが、昭和20年5月29日の横浜大空襲によって焼失した。