暴言厨

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痛って!!またピネだ!またピネだ!

 - dodondndodon

ピネガキのエンブレム

暴言厨(ぼうげんちゅう)とは、ボイスチャットを通じて誹謗・中傷を行う悪質なプレイヤーを指す俗語(スラング)である。FPS(ファースト・パーソン・シューティング)と呼ばれるゲームのジャンルに多い。

概要[編集]

他のプレイヤーに因縁をつけ、暴言を吐くのが特徴である。特にFPSとよばれるゲームのジャンルに多く、これまで新作ゲームが発表されるごとに問題視されてきた。他のプレイヤーに対し暴言を吐く行為は、ほぼ全てのゲームで違反行為と見なされる。しかし、ゲーム内の通報機能がほぼ機能しないことを理由に、暴言厨の違反行為は増加の一途を辿っている。発生した時期については諸説あるが、『カウンターストライク』シリーズが流行していた2007年以前であることは確かである。

FPSと呼ばれるゲームのジャンルの中で、最も暴言厨が多いゲームとして知られているのが『Call of Duty(コール・オブ・デューティー CoD コット)』シリーズである。『CoD:MW(2007年)』の発売当初こそ暴言厨は少なかったものの、次作の『CoD:MW2』から暴言厨が増加し始めたとされている。また、かつては暴言厨の被害が少ないとされていた『バトルフィールド(BF)』シリーズでも、暴言厨の増加が確認されている。 また、これらのようなキッズは「チー牛」と言われている

増加の原因[編集]

暴言厨の正体は、主に小・中学生(いわゆるガキ、キッズ)とされている。根拠は、ボイスチャットを通して聞こえる罵声が、多くの場合幼い(変声期の前)ことに因む。PlayStationXbox等のコンシューマーゲーム機(特にPlayStationやWiiU等の人気ゲーム機)は、収入を得ていない小・中学生でも手の届きやすい価格帯で販売されている。つまり、小・中学生にとっては参入ハードルが低く、これがガキのFPSへの大量流入を助長している。一方で、高品質なプレイ環境が必要とされるパソコン版FPSでは、プレイ環境を揃えるための資金を捻出できないため、小・中学生にとって参入ハードルはかなり高い。ゆえに、PC版のFPSでは、一般的に暴言厨は少ないとされる。

正体・目的[編集]

暴言厨の正体は前項の通り小・中学生が大部分を占めるが、これらは「普通」の小・中学生ではない。暴言厨は他人を蔑もうとする欲が強く、これは実生活(スクールカースト)では最下位層で、虐げられる経験をしている(した)者が多いためと考えられる。実生活では他人から承認されることは少なく、むしろ劣等感を感じることが多く、やり場のない鬱憤をゲーム内で暴言として吐き出している[1]。ただし、実際はゲームを通して逆にストレスを溜め込んでいる場合が多々あり、暴言行為をエスカレートさせる一因であると考えられている。ただし、わざと暴言や罵詈雑言等を吐く釣りはまた違ってくることがある。

暴言厨の心理であるが、これは心理学者らによって研究されており、「他人を罵倒することで感情の高ぶりを発散させ、自尊心を高めている」とされる。また、総じて「頭が悪い」ことも指摘されている。

もっとも、18歳未満がR-18指定のゲームをプレイすることは教育上悪いことであり、小・中学生がFPSをプレイしていること自体が異常である。社会経験のない小・中学生の資金源が保護者であることは明白で、保護者がそのようなゲームを買って与えることが暴言厨が増加した真の原因である。ゆえに、暴言厨増加の責任は、リテラシーや倫理観が欠けた我が子を、インターネットに野放しにする保護者にある。これについては、西村博之堀江貴文らがテレビ番組にて言及している(対策・予防の項を参考にされたい)。

対策・予防[編集]

暴言厨となる人間は人間として未熟で、インターネットのマナーや危険性について理解できていない者が多い。小・中学生についてはなおさらであり、問題行動を起こしやすい。2ちゃんねる創設者の西村博之は「頭の悪い子供[2]にネットをさせるな」、「監督責任は保護者にある」と一貫して主張している[3]。彼の主張に沿うならば、買い与えないこと、既に買って与えた場合は保護者の監視下のみプレイを許すことが有効な予防策と考えられる。保護者は、「我が子が見ず知らずの人を罵倒する異常さ」を認識すべきである

また、プレイ中に暴言厨に遭遇してしまった場合は応戦せず、ミュート機能やブロック機能を使い、受け流すのが上策であろう。

FPSにおける暴言厨が嫌う物事[編集]

  • 芋(キャンパー)
  • ガン待ち
  • 強武器でキルされる
  • 同じプレイヤーに連続キルされる
  • 強ポジションからキルされる
  • スナイパー

著名な暴言厨[編集]

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  • dodondndodon - 通称ピネガキ。談合(FPS用語で「八百長」の意味)を行っていたところを同一プレイヤー(PINE[4]、パイン)に連続してキルされ、「あれ誰だこれ?またピネだオラァ!ピネってやつおかしい!めっちゃウザイ!ピネってやつ!」と魂の叫びを見せた。後にメインアカウントを凍結されたが、酷似したプレイヤーが時折目撃されている。
  • DIKer - SuddenAttackにて、「引くこと覚えろカス!」と叫んだ場面を晒された。心筋梗塞で死亡したため、故人。
  • 外人 - 元プロゲーマーのKeNNyに対し意味不明な日本語で罵倒し、晒された。「でっけぇおめぇ!」等の意味不明な叫びで知られる。
  • 瞬殺のコルバルト - ヒカキンキッズの一。自ら住所を公表し、特定され炎上した。他のユーチューブユーザーに対して暴言を吐いたことも炎上に拍車をかけた。

脚注[編集]

  1. 暴言を吐いて他人を攻撃する人の心理・特徴と対処法
  2. インターネットのマナーや危険性について理解できていない子供。
  3. 2016年8月22日放送『橋下×羽鳥の番組(テレビ朝日)』にて。
  4. ニコニコ大百科「ぱいん」