時そば
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時そばとは、落語の原点というべき作品である。「刻そば」「時蕎麦」という表記が用いられることもある。
概要[編集]
江戸時代の時刻制度は、「九の倍数を十で割った余り」であった。したがって、「暮れ六つ」「明け六つ」があり、「丑三つ」や「三時」などの言葉が生まれた。
元は大阪の「刻饂飩」であったというが、定かではない。
人間生活との関わり・利用[編集]
江戸落語においては、「これが見に着かないとモノにならない」と云われる重要なタネである。
まず蕎麦を救うときに横から箸を入れてはダメである。あくまで縦(垂直)だ。
蕎麦猪口に蕎麦を入れるときに、上を見る人はいない。したがって蕎麦猪口の縁を見る。蕎麦が長すぎたら人差指せ切るので、人差指は立てる。小指は卓に置くときに音を立てないように遊ばせておく。
そんなことも知らない落語家がいるので、「師匠の顔が見たい」みたいな話にはなる。