旧長崎家住宅主屋

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旧長崎家住宅主屋(きゅうながさきけじゅうたくおもや)は、東京都世田谷区岡本に現存する、18世紀末頃に建造された江戸時代の古民家である。世田谷区指定の有形文化財であり、区指定有形文化財の第1号である。瀬田にあった長崎家屋敷の主屋を岡本に移築した。

長崎家は村の民政を司る村方三役の一つである百姓代を勤めていた。文政期に長崎家が百姓代になったとき、人が集まるため室内空間を拡大し、「喰違い四間取り」形式に増改築された。所在地は「概要」を参照。当初の間取りは広間型であったと推測されるが、19世紀初期頃に「喰違い四ッ間型」に改修された。現在、主屋内にも自由に入ることができ、民具などを手に取ることができる。

概要[編集]

  • 名称:旧長崎家住宅主屋
  • 分類:古民家
  • 所在地:東京都世田谷区岡本2-19-1岡本公園民家園
  • 交通:東急二子玉川駅徒歩20分、バス世田谷総合高校徒歩5分(東急二子玉川駅~小田急成城学園前駅)、バス民家園徒歩1分(東急二子玉川駅→成育医療研究センター)
  • 休園日:毎週月曜日(月曜日が祝・休日にあたるときは開園し、その翌平日が休園)。
  • 年代:18世紀中頃から後半
  • 文化財指定:世田谷区指定 有形文化財(建造物)
  • 文化財指定日:昭和52年8月9日
  • 構造:桁行6.5間(11.8m)、梁間4間(7.2m)、寄棟造、茅葺
    • 附:神棚、縁台(文久3年)、沓脱ぎ石

公式サイト[編集]