旧大戸家住宅
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旧大戸家住宅(きゅうおおとやじゅうたく)は岐阜県下呂市にある江戸時代の古民家である。下呂温泉合掌村内にある。
概要[編集]
天保4年(1833年)から弘化3年(1846年)まで13年かけて建造されたと「棟札」に記載されている。間口24.96m、奥行き12.27m、建坪251,337㎡の切妻茅葺き合掌造り。昭和31年6月28日(文化財保護委員会告示建1367号)に国指定重要文化財に指定された。1階の柱に「文化七加能ゑ(注:庚)午年三月朔日 大工 伊八 定八」の墨書が、2階の窓の板戸内側には「弘化三ひのゑ馬年十月やねふきかえ仕也」の墨書がある。大戸継盛宅で白川村民家(合掌造)の代表例である。
「棟札」に建造された期間や作業にあたった職人や家族の名前が記されており、「棟札付き」により国の重要有形民俗文化財に指定された。
衆議院議員平沢勝栄の生家である。
諸元[編集]
- 名称:旧大戸家住宅
- 建築:1833年
- 構造:桁行21.1m、梁間12.3m、一重三階、切妻造、茅葺
- 指定:登録有形文化財(建造物)
- 指定日:1956年6月28日
- 所在地:岐阜県下呂市森2369番地
- 交通:JR下呂駅から徒歩で約20分または「下呂交流会館行」の濃飛バスで約6分「合掌村」下車