日通(にっつう、-1608年)は、安土桃山時代から江戸時代初期の日蓮宗の僧侶。堺出身で油屋常金の子。号は功徳院。
下総法華経寺の日璃と堺の妙国寺開山である日珖に師事した。天正16年(1588年)に京都本法寺10世となり、本阿弥家や長谷川等伯の帰依を得た。その後法華経寺14世となった。日蓮遺文を忠実に摸写させ、後世に残したことで知られる。長谷川等伯の所説を記した「等伯画説」を残し、茶道家としても知られる。世寿58。