教皇庁天文台(きょうこうちょうてんもんだい、Pontifical Astronomical Observatory)とは、イエズス会によって管理されていた天文台のことである[1]。長らくローマ郊外のアルバーノ丘にある離宮・カステル・ガンドルフォの敷地内であるキーボ・ヴィラにあり、管理事務所も同じ敷地内のヴィラ・バルベリーニにあった[1]。しかし観測機器が旧式になり、ローマの大気汚染で視界も悪くなったので、ヨハネ・パウロ2世の許可を得て機器はアメリカのアリゾナ大学に移された[1]。