抽せん馬
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抽せん馬(ちゅうせんば)とは、競馬主催団体が生産牧場から馬を購入し、それを希望する馬主へ抽選を行って販売した馬である。なお抽せん馬という表記は一般的な表記で、本来の漢字表記は抽籤馬である。
概要[編集]
競走馬生産牧場とのやり取りや育成・調教が難しかった近代競馬黎明期には馬主・競走馬を増やす上で一定の役割を担っていた。しかし通信網や育成施設の発達によって抽せん馬の役割は薄れていった。抽せん馬として販売される馬の質は一般のセリ市に出品されるものとほぼ同格で、1998年にデビューしたホットシークレットのように、億単位の高額な賞金を稼いだ馬もいる。
日本では日本中央競馬会(JRA)が2004年度まで抽せん馬の販売を行っていた。2005年度以降は毎年春にJRA主催のセリ市を開催し、そこでJRAが購入・育成した競走馬を販売している。