戊己校尉(ぼきこうい)とは、中国の官位である[1]。「戊己」とは「土の兄・土の弟」であり、五行の土を示している[1]。これは方角では中央を表しており、西域鎮撫の屯田隊長を示し、その名の意味は「西域の中央にあって四方を睨む」「一方に偏せず自由に動く」などと解されている[1]。魏でこの官位に就任した者は高昌に駐屯した[1]。