性的興奮と性器

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性的興奮と性器(せいてきこうふんとせいき)では、人間が起こす性的興奮とそれによって起こる身体(主に生殖器)の変化について述べる。性行為(セックス)や自慰行為(マスターベーション)に代表される人間の性的活動は、様々な理由で様々なパターンが存在する。性的興奮は副交感神経と強い関係があり、基本的に性行為の人数や本人の意思、TPOとは無関係であり、内的要因、あるいは外的要因によって起こされる。様々な生理学的な変化をもたらす生理現象であるが、その変化は顕著なものから微妙なものまで存在し、人や環境に影響されやすい。男性の性反応も参考に。

関係性[編集]

様々な動機や要因により性的興奮が催されると、一般的な興奮で起こる身体的変化に加え、生殖器内での変化が著しく活発になる。

男女とも性行為に向けた生殖能力の向上、特に女性は受精の可能な状態になろうとする。

活動の活発化・性行為とオーガズム[編集]

性的興奮による生殖器やその周辺の活動は男女によって変わる。

男性[編集]

  • 陰茎の勃起が始まる。陰茎内部の海綿体へ血液が運ばれ、充血することにより陰茎内の圧力が上昇する。するとやがて陰茎は太く膨らみ、血液が溜まることで硬くなる。これにより、性行為の時に女性器に挿入する事が容易になる。
  • 尿道は酸性であるため、アルカリ性の成分を含む尿道球腺液を分泌する事で尿道内を中和し射精する時の精子へのダメージを軽減する。
  • 射精が近づくにつれて陰嚢が縮まり、陰茎側へ寄る。
  • 興奮が高まるにつれて精子は移動を始め、精管末尾部から先端である精管膨大部まで動く。
  • この状態でしばらく興奮が続くと、再び尿道球腺液が分泌され、尿道口から流れ出る(俗に「我慢汁」と呼ばれる)。
  • 性的興奮が最高潮に達すると、オーガズムに突入し、脊髄の反応により射精が起こる。
  • 射精が終了すると、尿道や肛門の筋肉が緩み、勃起がおさまり始める。そして俗に言われる賢者タイムへと突入する。

女性[編集]

  • 性的興奮が起こると、性器内外の筋肉の緊張と血流が増加し、血圧が上昇する。
  • クリトリス(陰核)が勃起する。男性と同じく内部に血液が溜まり充血する事で勃起するが、性行為における機能としては女性自身が性的快感を得やすくなり、性的興奮を高めるところにのみあると考えられている。
  • 膣分泌液が分泌される。膣内を男性器との摩擦から保護し、また潤滑することで性的興奮を高める役割を担う。
  • オーガズムが近づくと、オーガズムにかけて潮吹きを経験する女性も多い。前立腺から潮吹きを促す物質が分泌され、誘発的に起こるとされている。
  • 性的興奮が最高潮に達するとオーガズムを経験する。オーガズムに達すると、子宮がリズミカルに収縮し、下骨盤筋の収縮も感じられる。
  • 女性はオーガズムの経験後に不応期に突入することはなく、性的興奮が持続し、再び性行為やオナニーを楽しむことが出来る場合もある。

男女共通[編集]

男女共通して起こる変化として、体温・心拍の上昇、呼吸の増加、発汗、乳首の勃起、皮膚のセックスフラッシュなどが挙げられる。

性的快感[編集]

性感帯が敏感になることで、性行為の時やオナニーで性的快感を得やすくなる。これにより性行動が活発になり、心理的な性的欲求が強まる効果がある。また性的快感には依存性がある。