山中典士
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山中 典士(やまなか のりお、1928年8月21日 - 2017年1月20日)は、装道礼法きもの学院、社団法人全日本きものコンサルタント協会の創立者(理事長)である。日本のきものを美しく装うための「装道」を提唱した。全日本マナー検定協会会長[1]。
経歴[編集]
1928年(昭和3年)8月21日、滋賀県米原市出身。1943年(昭和18年)、海軍第13期甲種飛行予科練習生志願入隊。 昭和39年に我が国初のきものの指導者を養成する「装道礼法きもの学院」を創設した。1965年(昭和40年)「全日本きものコンサルタント協会」を設立した。1969年(昭和44年)全日本きものコンサルタント協会が社団法人として、通産大臣の認可を受ける[2]。生徒・卒業生は3万人に及ぶ。東京のほか、札幌、仙台、横浜、大阪、広島、福岡に教室を置いていた。コースは「きもの&マナー入門通信講座」といった入門講座から上級者向けの「きものプロ養成コース」がある。認可きもの教室数は約2500カ所となっている。
2017年1月20日、心不全のため逝去した。享年88歳。
毎年100人以上の着物姿の「装道礼法きもの文化使節団」をイギリス、フランス、スイス、イタリア、バチカン市国など世界100か国に派遣し、ローマ法王・ヨハネパウ ロⅡ世、ベネディクト16世の2代にわたり拝掲したとされる[2][3][4]。
全国滋賀県人連合会の会報で、2005年5月、有村治子参議院議員と「現代社会ときもの文化の使命」と題する対談を行った[5]。
著書[編集]
- 『新幸福切符』(山手書房)1985、ASIN: B000J6UDL6
- 『きものと美しい人生―山中典士語録』装道きもの学院,ISBN-10: 4391115913
- 『日本染織年表(改訂増補版)』1979,装道出版局,ASIN: B078LSXDK1
- 『日本を甦らせる智慧』致知出版社,2005,ISBN-10: 488474716X
- 『21世紀を拓く幸福哲学のすすめ』致知出版社,1996,ISBN-10: 4884743849
- 『日本人の知らない日本の叡智』ザブック ,2007,ISBN-10: 4309904963
- 『日本人の知らない日本の叡智』河出書房新社,2002,ISBN:978-4-309-90496-2
- 『もっともっと美しく』日本教文社,1997,ISBN-10: 4531062981
- 『一枚の布を道にして』講談社,1989,ISBN-10: 4062039540
- 『愛と智慧の出発』読売新聞社,1986,ISBN-10: 4643623209
- 『女性の美しい生きがい』池田書店,1981,ISBN-10: 4262117049
- 『The book of kimono.』講談社,1982,ISBN-10: 4770009860
- 『世界を包むきものの愛』毎日新聞出版,1982,ISBN-10: 4620303909