山なし落ちなし意味なし
ナビゲーションに移動
検索に移動
山なし落ちなし意味なしは、同人誌用語である。各文字の頭を取って「やおい」と呼ばれる。
概要[編集]
1978年頃の同人誌会において男性同士の恋愛をモチーフにした今でいうボーイズラブものの萌芽があった。その当時は内容が雰囲気的なもので主たるストーリーが無かったので冒頭のように呼ばれていた。その後すぐに「やおい」という呼び名が定着した。
やおいを同人誌会の主流として盛り上げたのは、最初は『ドカベン』の里中だと言われていたが。なんと言っても最大派閥になるまでのし上げたのは『キャプテン翼』そして『聖闘士星矢』の両作品によるところが大きい。それ以前は、まのとのまが土方の兄ちゃんをテーマに細々とやっていたジャンルだったのである。
やがて、平成以降はやおいという呼び名は廃れ、ボーイズラブとして大手を振るようになる。
ジャンルとしてのうしろめたさ[編集]
同人誌会は、初期段階においては創作物が主流だったため、男性同士の恋愛しか描けない作家たちは、純粋な創作のできない自分たちを後ろめたく感じていたとされる。やがて、男性の性描写漫画がコミケでの主流となると、やおい作者も開き直るようになって後ろ暗さは消えるようになった。
一般的に認知されるまでは、やおいは自嘲的であり日陰の存在だったのである。