小犬丸幸
小犬丸 幸(こいぬまる さち)は、『ちょっと社会不適合者さん』に登場する人物。
概要[編集]
とある都会のアパートの202号室に木下と住んでいる女性。弟がいる。元々は木下の隣の部屋に住んでいたが、飛び降りようとしていた幸を助けてくれた木下によって、しばらくの間は一緒に住まわせてくれることとなった。
ネガティブ思考であり、木下からは心を許してくれない仔犬のようで放っておけないと思われている。テンパってしまうと言葉が出てこなくなり、うそをついてしまったりする。ゲームが好きであり、木下の家から出てきたハミコンのゲームを熱中して遊んだりしている。木下と以前に一緒に住んでいたと思われる人の大きなブラジャーを見つけたときには、思わずつけてみたりしたがブカブカだった。
木下に対しては大きな恩を感じており、こんな私でも何かをしてあげたいと思っている。
人の目を見て話せない“小動物系おどおど女子”と紹介されている[1]。
動向[編集]
ボイニチグループという会社に3年間勤めていた。だが、大量の仕事を任されていく中で、仕事が遅れるのは自分のせいなのではないかと自分を責めていく。さらに周囲とのコミュニケーションもうまくいかず、陰口の対象となってしまう。疲れ切ってしまって心が空っぽになってしまい、母親にも相談できなかった。そして、アパートの屋上から飛び降りようとしたところ、偶然にも屋上で弁当を食べようとしていた木下がやってきて小犬丸のことを助けた。
会社を辞めようとするものの、連絡するのも怖くなっていたところを木下の助けによって会社を辞める。会社を辞めた後、実家にも帰りづらくなっていてお金もあまりないという状況の中、木下が自分の部屋にしばらくの間ならと泊まらせてくれることとなる。
前に勤めていた会社の人と出会ってから悪夢を見るようになってしまって、病気で倒れたときには木下が一生懸命看病してくれた。そして、こんな私でも何かをしてあげたいと思って弁当を作って渡すことができ、木下に喜んでもらえる。そんな中、母親から「帰ってきなさい」という連絡が来るのだった。