小林敏男 (経営学者)
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小林敏男(こばやし としお,1960年)は関西学院大学国際学部教授[1]。大阪大学名誉教授。博士(経済学)。専門分野は競争戦略、組織設計、技術経営、イノベーション。研究キーワードは経営管理、経営組織・戦略、事業創成。
研究は正義論から出発し、日本的経営論、産業組織論を踏まえて、経営戦略・競争戦略分野を経て、近年は事業創造・持続可能性の理論を構築しつつある[2]。
経歴[編集]
1960年、兵庫県に生まれる。 1983年03月、大阪大学 経済学部 経営学科 卒業。
1985年03月、大阪大学 経済学研究科 経営学専攻(修士課程)修了。
1988年06月、大阪大学 経済学研究科 経済学研究科 単位取得満期退学。
1991年02月、博士(経済学、大阪大学)。
1988年06月 ~ 1991年03月、大阪大学助手。
1991年04月 ~ 1992年03月、岡山大学講師。
1992年04月 ~ 1994年03月、岡山大学助教授
1994年04月 ~ 2002年12月、大阪大学助教授
2002年、おおさか大学起業支援機構理事
2003年01月 ~ 大阪大学教授[3]
2005年、公認会計士試験試験委員[4]
2014年12月13日、著『事業創成― イノベーション戦略の彼岸』出版記念研究会を開催[5]
2018年10月01日 ~ 特任教授
受賞[編集]
- 1990年 第8回組織学会高宮賞受賞
所属学会[編集]
- 特定非営利活動法人組織学会
- 日本経営学会
- 公益社団法人日本応用酵素協会
- 日本学術振興会
委員歴[編集]
- 2004年 日本学術振興会 科学研究費委員会専門委員
著書[編集]
『事業創成―イノベーション戦略の彼岸』有斐閣、2014年、ISBN-10:464116437
- 第1章 古典的戦略論―企業でどのように実践されてきたか
- 第2章 イノベーションのジレンマ―なぜ新興企業に追い越されるのか
- 第3章 オープンイノベーションへの展開―境界を越えた結びつきを喚起する
- 第4章 プラットフォームリーダーシップ―継続的革新のための社会的装置を作る
- 第5章 キャズムの発見―新技術はいかにすれば普及するか
- 第6章 エコロジカルニッチの薦め―突破口をどのようにして見つけるか
- 補論 組織間関係の経済学
- 『正当性の条件-近代的経営管理論を超えて-』有斐閣, 1991年,ISBN-10: 4641065756
- 『経営管理』(共著)有斐閣,2009,ISBN-10: 4641123756
- 『プラットフォーム・リーダーシップ―イノベーションを導く新しい経営戦略』(翻訳)有斐閣,2005,ISBN-10: 4641162328