小林家住宅主屋

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小林家住宅主屋(こばやしけじゅうたくしゅおく)は埼玉県桶川市の古民家である。登録有形文化財に指定されている歴史的建造物。

概要[編集]

中山道桶川宿にある江戸時代の旅籠の建物を店舗として活用している建物である。2階の軒は出桁造で,2階開口部は横一杯に格子戸をはめこむ。二間半の幅で2本建てられた大黒柱がある。

発見された棟札から、穀屋(古久屋)吉右衛門が『子三月吉日』に建てたことが判明した。『子』の年がいつか不明であるが、文政8年(1825・酉年)と文政10年(1827・亥年)に桶川宿に大火があり、また文久元年(1861年・酉年)皇女和宮の下向時の割書帳に吉右衛門の名が記されていることなどから、文政11年(1828年)、天保11年(1840年)、嘉永5年(1852年)のいずれかの『子』の年と考えられる。

諸元[編集]

  • 名称:小林家住宅主屋
  • 建築:1830年-1867年
  • 構造:切妻造、桟瓦葺、平入。正面に下屋庇を設ける。木造2階建、建築面積104㎡
  • 指定:登録有形文化財(建造物)
  • 指定日:2004年2月17日
  • 所在地:埼玉県桶川市寿1-14-11
  • 交通:JR高崎線桶川駅東口から東へ進み、中山道「桶川駅前」交差点を左 (徒歩10分程度)

外部リンク[編集]