富岡直方
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富岡直方(とみおか なおかた、1886年11月ー1958から64年頃)は、文筆家。
人物[編集]
東京出身。号・皷川。別名・高月代二など。1907年明治大学文科卒業。実業之日本社に勤める傍ら「日本少年」「少女の友」誌に小説、対話(戯曲)を発表するが、1年ほどで退社し、平和出版社を設立。雑誌「新少年」発行。1923年能率増進研究会を設立し、雑誌「能率研究」(のち「能率増進研究」に改題)発行。昭和に入ってからは高月代二名義で歴史小説の連載も行う。戦後のカストリ雑誌にもエログロ記事の投稿が見られる。怪奇、猟奇、犯罪、宗教研究家。
著書[編集]
- 『灯ともし頃』(少女文庫)富岡皷川 実業之日本社、1913
- 『皷川集』富岡皷川 実業之日本社、1915
- 『台所科学 主婦の能率増進』富岡皷川 編、実業之日本社、1927
- 『日本猟奇史』啓松堂、1932
- 『明治猟奇史』啓松堂、1933
- 『江戸猟奇犯罪考』富岡皷川 編著、古今稀書刊行会、1934
- 『禁厭占方妙術集』編、古今稀書刊行会、1935
- 『物語日本猟奇史 江戸時代篇』三陽書院、1935
- 『這奇的見世物語』山東京伝著, 富岡直方 編、古今稀書刊行会、1935
- 『日本怪奇物語 江戸時代篇,明治大正昭和篇』二松堂書店、1935
- 『変態人異奇病抄 猟奇 上巻』編、古今稀書刊行会、1935
- 『散華の手記』一路書苑、1940
- 『山岡鉄舟言行録』三省堂、1940
- 『武蔵七党猪俣氏祖考抄』編, 猪俣真造 [筆]、猪俣祖考抄刊行会、1942
- 『日本怪奇集成 江戸時代篇』編著, 山田野理夫編、宝文館出版、1975
- 『日本怪奇集成 明治大正昭和篇』編著, 山田野理夫 編、宝文館出版、1975
- 『日本猟奇史 江戸時代篇』全2巻、国書刊行会、2008.5
- 『日本猟奇史 大正・昭和篇』国書刊行会、2008.7
- 『日本猟奇史 明治時代篇』国書刊行会、2008.6
- 『日本怪奇物語』河出文庫 2024.6