子犬たちへの応答
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評論家・柄谷行人が2002年4月に「批評空間」において発表した文章。
当時新進気鋭の文芸評論家で、柄谷を批判する言説を発表していた東浩紀、鎌田哲哉、大杉重男、千葉一幹らを「こういう連中は、全面的に私の言説の中で育ってきて、一人前になるために、そこから出ようとして、まず私にからみ攻撃する。しかし、それでは私に対する従属をますます認めることにしかならない。」と批判している。また、彼ら若手評論家について、「批評の批評」しか行ったことがなく、「文学的能力」や「理論的能力」も欠如していると指摘している。
批判された側の一人である東浩紀は、2011年、この文章が発表された9年後である2011年においても東を批判する文脈で引用されていることについて、「柄谷さんは気の毒だなあ」と述べている。
外部リンク[編集]
- 子犬たちへの応答
- 東浩紀氏の、柄谷行人氏との思い出 - togetter