妙法寺 (鎌倉市大町)

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妙法寺(みょうほうじ)は神奈川県鎌倉市大町にある日蓮宗の寺院。鎌倉で有数の苔が美しい寺と言われ、「苔寺」とも称す。苔の保護のため苔の石段は通行止めとなっており、脇に歩行のための新しい階段がある。立正安国論起草の場と言われる。

沿革[編集]

  • 1253年(建長5年)に日蓮が布教のため安房(現在の千葉県房総半島南部)から鎌倉に移って松葉ヶ谷に開いた草庵が起源と言われる。
  • 1260年(文応元年)8月27日、松葉が谷法難以後、身延山に入山する迄の20数年を過ごした。
  • 1357年(延文2年)実質の開基は第五世日叡上人(楞厳法親王妙法房日叡)とされる。日叡は父護良親王の菩提を弔い伽藍を整備し、楞厳丸を山号として妙法寺を創建した[1]
  • 文政年間(1818~1830年)に肥後細川氏によって再興される。現本堂は肥後細川家により建立され、総門、仁王門、法華堂は将軍家斉を迎えるため朱塗りとなる。
  • 江戸時代は第11代将軍家斉が参拝し、細川家をはじめとし、将軍家および徳川御三家の尊崇を集めた。


基本事項[編集]

  • 名称:楞厳山 妙法寺
  • 開基: 日蓮(開山)、日叡(中興開山)
  • 所在地:〒248-0007 神奈川県鎌倉市大町4-7-4
  • 交通:JR鎌倉駅東口3番バス乗り場から名越方面行き「大町四ツ角」下車徒歩3分
  • 本尊:一塔両尊四師
  • 拝観料:中学生以上300円小学生200円
  • 拝観:無休(7月~9月と11月~3月は、土・日・祝日のみ参拝可)
  • 拝観時間:9:30~16:30
  • 花:[春]ジンチョウゲ・サクラ・シャガ[夏]キキョウ・フヨウ[冬]スイセン

注・参考文献[編集]

  1. 妙法寺かまくら観光、2018年12月4日