太平山神社 (栃木県)
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太平山神社(おおひらさんじんじゃ)は栃木県栃木市に鎮座する神社である。
沿革[編集]
第53代淳和天皇は「下野国(今の栃木県)の霊峰三輪山に天下太平を祈る社を造営せよ」との詔を賜り、「天照皇大御神」、「豊受姫大神」、「瓊瓊杵命」、すなわち「日・月・星」の御神徳をあらわす三座の神様を祀るため太平山神社を造営したとされる。 このとき、もともとあった神社は、奥宮(剣之宮・武治之宮)に移された。
『太平山開山記』によると「円仁(慈覚大師)は淳和天皇の御代の天長4年(827年)、天皇の勅額を奉じて入山を果たしと伝わる。「天長四年慈覚大師開山説」である。
明徳3年(1392年)に後小松天皇から「太平山神社」の額を下賜されたが、天正13年(1585)の戦火により、淳和・後小松両天皇の額が焼失された。
江戸時代には幕府から「天下太平を祈る社」として朝廷や幕府からも信仰された。
基本事項[編集]
- 名称: 太平山神社
- 創建: (伝)天長4年(827年)
- 所在地:〒328-0054 栃木県栃木市平井町659
- 交通:JR東日本(両毛線) / 東武鉄道(日光線)栃木駅から「関東バス」国学院前行15分、終点で下車。太平山あじさい坂入口まで徒歩4分
- 御祭神:主祭神
- 瓊杵命
- 天照皇大御神
- 豊受姫大神
- 建物
- 本殿:主祭神
- 交通安全神社:猿田彦命
- 福神社:天之受売命・恵比須神・大国主命
- 蛇神社:蛇神(水神)・・・金運守護
- 星宮神社
- 子易地蔵
- 撫で石
- 太平稲荷・蔵稲荷・伏見稲荷:豊宇気毘売神・倉稲魂神・宇迦之御魂神
- 三輪神社:大物主大神・大己貴大神・少彦名神
- 足尾神社:日本武尊、天狗
- あじさい坂
- 随神門
- 奥宮:天目一大神
紫陽花祭り[編集]
六角堂前から随神門に至る太平山神社表参道(通称あじさい坂)に、約1,000段の石段両側に西洋あじさい、額あじさい、山あじさいなど、約2,500株が咲く。6月下旬から7月上旬に一斉に咲く。本堂に続く石段は「厄除けの石段」と言われる。