天祐寺(てんゆうじ)は、北海道函館市青柳町にある天台宗の寺院。境内に函館山七福神の布袋尊が祀られる。
江戸時代の1850年(嘉永3年)に、現在の福島県相馬から来た僧が大聖歓喜天を祀ったのが起源という。様似院、等澍院の箱館休泊所となって天祐庵と称され、1884年(明治17年)に現在の寺号に改められた。1934年(昭和9年)の函館大火で全焼するも、2年後には、東京から紀州徳川家の江戸屋敷が移築され、書院として使用された。