天理臨

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天理臨は、奈良県天理市にある天理駅を目指す団体臨時列車の通称である。

概要[編集]

奈良県天理市は日本でも珍しい宗教都市であり、天理教の大祭・が行われる際には全国各地から信者が天理へと集まる。その際、鉄道で天理を訪れる信者も多いが、最寄りとなる桜井線は優等列車が運転されておらず、定期普通列車の運転本数もお世辞にも多いとは言えないため、大都市部と天理を往復する団体専用列車が設定される。

一般に天理臨と言えばこの団体列車のことを指し、普段関西圏では見ることの出来ない車両が姿を見せるとあって注目の的となっている。天理駅構内には天理臨の車両を留置するための留置線が設けられているが、この留置線は2008年まで非電化[1]であったため、気動車や客車がメインで使用されていた。

しかし天理教信者の減少や道路整備などによって設定も減り、関東方面からの天理臨は2011年1月を最後に設定されなくなった。

脚注[編集]

注釈
  1. おおさか東線開業で夜間留置される車両が増加したため、この留置線郡は2008年に電化された。