大當乃里衣

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

大當乃里衣(おおとう のりえ、1992年または1993年 - 2019年7月18日)は、アニメーター。京都アニメーション所属。

経歴[編集]

鹿児島県霧島市出身。絵を学べるという理由で鹿児島県立隼人高等学校に入学し、所属した美術部では3年次には副部長を務める。京都アニメーションに入社した先輩の影響で同社の入社試験を受験し、最終面接まで進んだものの内定には至らなかった。2011年4月に鹿児島キャリアデザイン専門学校に入学し、アニメーションコースで2年間学ぶ。卒業時には学業・素行共に優秀な生徒に与えられる「学園賞」を受賞。再度京都アニメーションを受験して採用され、2013年より仕上げ(彩色)として「響け!ユーフォニアム」シリーズや「聲の形」、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」などを担当する。

2019年7月16日に「仕事が一段落した」と霧島市に帰省し、実家と祖母を訪ねている。翌日に京都に戻り、その翌日の7月18日に京都アニメーション放火事件に遭遇して死去した事が8月27日に公表された。満26歳没[1]。なお、京都府警によれば彼女の遺族は実名報道に了承していないが、祖母(79歳)は取材に応じており「あと一晩泊まってくれたら、災難に遭わずに済んだのに」「これからの子だった。体の一部がなくなったとしても、生きていてほしかった」と語った[2][3]

事件の被疑者が逮捕された2020年5月27日、遺族は代理人の弁護士を通じ「家族にとっては事件は終わっていません。まだ話せることはありません。そっとしておいてほしいです」との声明を出した[4]

出典[編集]