堺市堺区共同住宅放火殺人事件

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堺市堺区共同住宅放火殺人事件(さかいしさかいくきょうどうじゅうたくほうかさつじんじけん)は、2013年1月に大阪府堺市堺区の共同住宅が放火されて2人が死亡した事件。

概要[編集]

2013年1月25日午前頃、M(当時82歳)が自宅で腹を殴られたり、包丁で複数回刺されるなどして殺害される。その後、部屋に灯油をまいて放火されて、木造2階建ての共同住宅が全焼。共同住宅の2階に住んでいた女性N(当時63歳)も逃げ遅れて死亡した。

1月25日の火災直後に現場近くの通行人を殴ったとして傷害の疑いでTを逮捕。Tは、覚せい剤取締法違反で起訴される。2013年3月7日にTが殺人と現住建造物等放火の疑いで再逮捕[1]。その後、起訴された。

裁判経過[編集]

2015年2月10日、大阪地裁堺支部(畑山靖裁判長)は懲役30年(求刑・無期懲役)の有罪判決を言い渡した[2]。判決では、逃げ遅れた女性が死亡していることも指摘して「危険な犯行で、強い非難」を述べた。

弁護側は、覚醒剤による中毒症状だったとして、責任能力はないか著しく低下していたと主張していた[3]

関連項目[編集]

脚注[編集]