地方自治体基金(ちほうじちたいききん)とは、地方自治体の判断で将来の支出に備えて、積み立てる基金のことである。主に大規模な災害や感染症対策、税収減などで資金が必要になる場合の「財政調整基金」、借金を計画的に返済するための「減債基金」、福祉政策や公共施設の改修といった特定の事業に充てる「特定目的基金」などが存在する。設置するにはいずれも条例を定める必要があり、目的以外の使用は不可能である。