国立広島原爆死没者追悼平和祈念館 (建築)
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国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(こくりつひろしまげんばくしぼつしゃついとうへいわきねんかん)は、広島市中区中島町の博物館建築。設計は国土交通省中国地方整備局営繕部、丹下健三・都市・建築設計研究所。施設については国立広島原爆死没者追悼平和祈念館を参照。
周囲の景観に配慮し公園全体と調和を図るため施設の大部分を地下化しているが、施設の場所の分かり難さを解消するためアプローチ付近を頂点とした斜めの壁を立ち上げ、壁に開口部を設けている。そこから平和祈念と死没者追悼の空間中心部に当たる、広島に原爆が投下された8時15分を指すモニュメントのガラスのトップライトと、建設工事中に地中より出土した被爆瓦等の敷かれた地上部が見える。場所は世界遺産である原爆ドームを念頭に置き平和記念公園全体としての人の動線も配慮し、建設地は広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)の東側の三角形の敷地とすることが決められた。