古典主義(こてんしゅぎ)とは、「『新しい、新しい』とか言っても、そんなものは古代ギリシャ時代にはもう成立しているわけで、浮かれてんじゃねぇよ!」という思想をいう。
十七世紀の「新旧論争」において、「ロマン主義」という言葉が生まれたが、それに対して「古典主義」という蔑称が生まれた。「印象派」という言葉も批判的な意味で用いられたが、そのため「古典主義(クラシック)」という言葉は「仮想敵」的な言葉として用いられた、現在のようにメディアが発達していない時代に「メディアでどれだけ目立つか」を争っていた時代の話であり、現代においては想像しづらい。