友情結婚

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友情結婚(ゆうじょうけっこん)(英: Friendship Marriage)は、互いに恋愛を通しての結婚が難しい異性の二人が婚姻関係になること[1][2]友情婚(ゆうじょうこん)とも言われる[2]

性行為をしないことで離婚を申し出た時に、セックスレスは離婚の理由になることから(民法の770条にある「裁判の離婚」)、友情結婚では性行為をお互いしないことを合意納得した上で結婚する。

希望する人[編集]

理由[編集]

結婚適齢期婚活者は、結婚したいと考える段階になると、「ただ相手が好きだから」というシンプルなものでは無くなる。 女性が結婚したい理由として「子供が欲しいから、周囲の雑音から逃れたいから、一生一人は寂しいから、親を安心させたい、世間体、キャリアアップ、経済的な不安があるから、生涯のパートナーが欲しいから」などが考えられる。

男性の理由は「家庭を持って一人前という人生観があるから、キャリアアップのため独身は不利だから、子供が欲しいから、一人は寂しいから」と、女性と同じような理由と、人生観やキャリアという点も挙げられる。 そして、性的マイノリティ者も、一般の婚活者と同様の理由で一般の結婚を望むが、性行為を求める異性愛者(ストレート)と結婚をするのは難しいため、友情結婚を選択する。

同性愛者ということを隠して結婚するトラブル[編集]

友情結婚を選択せず、同性愛者が自身のセクシャリティを隠して、結婚されるケースが多い。

妻が夫がゲイであることを納得したうえで結婚したのであればあまり問題にはならないが、男性が自らがゲイであることを隠して結婚していた場合、重大なトラブルに発展することもある(同性愛も不貞行為として、離婚の原因になりえる)。夫がありながら女性の交際相手を求める女性も多く、「主婦レズ」などと呼ばれている。

関連書籍[編集]

  • 目黒依子, 西岡八郎『少子化のジェンダー分析』勁草書房、2004年。
  • 田崎くるみ著『この度、友情結婚いたしました。 』ベリーズ文庫、2017年。

脚注[編集]

  1. 目黒依子, 西岡八郎『少子化のジェンダー分析』勁草書房, 2004年。 110頁、121頁
  2. a b 岩永直子 (2016年4月5日). “中村うさぎさん(1)離婚、不倫、ゲイ男性との「友情婚」”. ヨミドクターYOMIURI ONLINE. https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160331-OYTET50035/ 2017年2月14日閲覧。 

外部リンク[編集]