原油相場(げんゆそうば)とは、米国産標準油種(WTI)や欧州の北海ブレント原油が主要指標のことである。先物取引の定着で、市場の需給状況を反映するようになった。価格が大幅に下落すれば減産し、大きく上昇すれば増産し、需給バランスを取って価格の安定を図るのが一般的とされている。相場は石油輸出国機構(OPEC)が支配しているとされている。ただ近年は米国の新型原油シェールオイルの生産が増加したことなどから、OPECの影響力が落ちたとの指摘もある。