南海3000系電車

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南海3000系電車(なんかい3000けいでんしゃ)は、泉北高速鉄道から南海が購入した鉄道車両の1形式。

概要[編集]

南海では7000系電車の淘汰を進めていたが、全編成を8000系で淘汰するのは財政的に困難な状況にあった。そこで2012年に余剰廃車となった泉北高速鉄道3000系4連3本、2連1本に対し、塗色変更および8連1本、6連1本への半固定編成化を行い運用に就かせることにした。

対象となったのは4連の3513 - 17Fおよび2連の3555Fで、すべてセミステンレス車の2次車のグループとなっている。抑速ブレーキはついていないため専ら本線系統で使用され、かつ電磁直通ブレーキと密着連結器の組み合わせであることから従来の7100系8300系などとの併結はできない。

今後[編集]

泉北高速鉄道自体が南海に買収されることから少なくとも泉北高速鉄道に残る3000系の一部または全部が編入されることはほぼ確定であるが、6200系と比較しても抑速ブレーキがないなどの制約もあることや泉北線への9300系の導入の進捗から本線系統への転出が更に進む可能性も否定できない。

車両番号[編集]

  • 3021,3022,3025-3028:8両編成の2,3,6,7号車、6両編成の4,5号車。M車。
  • 3513-3518:8両編成の1,4,5,8号車、6両編成の3,6号車。Tc車。
  • 3555-3556:6両編成の1,2号車。Mc車。

関連項目[編集]