北九州市小倉北区歯科医師刺傷事件
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北九州市小倉北区歯科医師刺傷事件(きたきゅうしゅうしこくらきたくしかいしししょうじけん)は、2014年5月に北九州市内で歯科医師が刺傷した事件。
概要[編集]
2014年5月26日午前8時半ごろに小倉北区真鶴の駐車場で出勤するため車を降りた歯科医師A(当時30歳)が、襲撃して生きた2人組に左太ももや左脇腹を刃物で刺され重傷を負った。被害者Aの周辺では、1998年に祖父が北九州市元漁協組合長射殺事件、2013年に祖父の実弟が北九州市漁協組合長射殺事件でそれぞれ殺害されている。そのため、Aの父親は事件当時には市漁協組合長の有力候補として県警の保護対象となっていた[1]。
捜査経過[編集]
2015年2月15日に県警は工藤会系に所属する暴力団員3人を組織犯罪処罰法違反で逮捕[2]。2015年2月16日に組織的な殺人未遂を行ったとして組織犯罪処罰法違反で6人を逮捕。逮捕した計9人は工藤会2次団体で最大勢力の田中組に所属している。
襲撃に使われたとみられるバイクは、2015年2月17日に北九州市内のダムから見つかっている[3]。
2014年9月から行っている工藤会壊滅に向けた捜査の4件目。民間人襲撃で複数の暴力団幹部が逮捕されたのは1998年に起きた北九州市元漁協組合長射殺事件、福岡市の看護師刺傷事件に続いて3回目[4]。北九州市小倉南区で見つかったバイクは、盗難届が出されていたものだった[5]。
関連項目[編集]
- 北九州市漁協組合長射殺事件 - 本事件の被害者の祖父の弟が射殺された事件。