北アイルランドの宗教
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北アイルランドの宗教では、北アイルランドの宗教と宗教に関連する出来事を扱う。
概要[編集]
キリスト教徒が9割と多数派を占めている。北アイルランドが成立してからプロテスタントが多数派だったが、2021年国勢調査でカトリックが初めて多数派となる[1]。
歴史[編集]
イギリスにおいては宗教改革が起こり、イングランド国教会が設立。イギリスはアイルランドを支配下に置いてアイルランド国教会が設立されるも、カトリック教徒が多数派を占めていた。一方で、北アイルランドではイギリスの政策もあり、プロテスタントが多数派を占めていた。
アイルランド共和国が独立後、1960年代からアイルランド共和国との統一を求めるカトリック(共和派)とイギリスの帰属を引き続き求めるプロテスタント(英国派)が対立する北アイルランド紛争がおこる。1998年4月10日のベルファスト合意まで紛争が続くこととなった。
現在はカトリック=共和派やプロテスタント=英国派という図式が多く成り立つわけではなく、アイルランド人でもイギリス人でもない北アイルランド人を自称する人もいることから、宗教と自らの国の帰属意識は必ずしも結び付いていない。