入山トンネル
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入山トンネル(にゅうやまトンネル)は、国道158号線、長野県松本市内区間に存在する、長さ223m、幅員5.5mのトンネル。昭和40年(1965年)開通。トンネル内で、新入山トンネル(しんにゅうやまトンネル、長さ138m、幅員同、1968年開通)と分岐する、珍しい形態のトンネルである。
松本側から走行すると、途中で新入山トンネルに入り国道158号線をそのまま進む方面と、一方通行の県道奈川木曽線経由木曽方向に向かう方面に分岐し、どちらにも向かうことが出来る。新入山トンネル岐阜県側坑口は、奈川渡ダム堤体上の道につながり、そこから木曽方面に向かうことも出来る。
現在奈川渡改良により、入山トンネルと新入山トンネルに沿って、新しい幅員の広いトンネルを造成する計画が立てられている。その場合、新入山トンネル岐阜側坑口付近では、東日本大震災発生後から閉館中のダム併設展示館「梓川テプコ館」跡地付近に新トンネル坑口が設けられ、国道158号線はそちらに移る。入山トンネルが廃道となるか残置されるかは不明。
なお、分岐から国道158号線方面を入山トンネルとする場合もあるが、新入山トンネル岐阜側坑口が奈川渡ダム堤体に直接つながり、奈川渡ダム完工が1968年であることを考えると、新入山トンネルとして開通した部分は分岐から奈川渡ダムまでの区間だと推測される。