今城塚古墳

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今城塚古墳(いましろづかこふん)とは、大阪府高槻市郡家新町にある前方後円墳である。

再現された埴輪たち

概要[編集]

今城塚古墳は、淀川流域最大の前方後円墳で、二重の濠を含む全長は354メートル。10年に及ぶ発掘調査により200体以上の形象埴輪群が並ぶ埴輪祭祀場などの他に類をみない貴重な発見がされている。高さ170センチメートルで日本最大の家形埴輪も発見されている。

公園として[編集]

整備されて2011年4月に今城塚古墳公園としてオープンしたが、以前は見捨てられたようになっていた。 考古学的には、継体天皇の墓というのが定説となっているが、幸い宮内庁によって陵墓に治定されていなかったため[注 1]、公園として整備することができ、今は憩いの場として、散歩を楽しんだり、芝生(古墳の二重の濠のうち、内濠の後円部側と外濠は全て埋め立てられ芝生広場となっている)で遊んだり、ピクニックをしたり、再現された埴輪の一部は自由に触ることができるため、子どもたちが水鳥などの動物の埴輪に跨って遊ぶなどして、家族連れなどが多く訪れて賑わっている。 公園に隣接して、今城塚古代歴史館があり、今城塚古墳で発掘された本物の埴輪(鶏などの動物や家形も色々な形があり、人物も力士などの埴輪がある[注 2]。)や復元石棺などや周辺の古墳からの出土品の展示がされている。 公園、歴史館も常設展示は入場無料。

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 陵墓として治定されている古墳は、宮内庁によって管理され、静安と尊厳の保持を最も重要として、ごく一部を除き考古学研究者による調査が行われておらず、立ち入りが禁止されている。
  2. 地球の謎解き情報では、円筒埴輪はキノコのように生えてきたと伝えられている。ソラ画像参照

外部リンク[編集]