五行

五行（ごぎょう）は、木・火・土・金・水からなる五つの元素。東洋思想や占いの四柱推命、算命学ではお馴染みである。

概要

それぞれが一定の決まりに従い循環しているという物で、さらに陰陽の区別をつけて二種類ある。

陰

丁・己・辛・癸・乙

陽

丙・戊・庚・壬・甲

ルール

• 相克

お互いを剋し合う関係。火は水に消される（水克火）。水は土にせき止められる（土克水）。土は草木から根を張られる（木克土）。草木は鎌で刈り取られる（金克木）。金は火で溶かされる（火克金）。

• 相生

お互い生まれてくる関係。火が燃え尽きると灰（土）になる（火生土）。灰（土）から金属が出てくる（土生金）。金属は水が表面に出る（金生水）。水を吸って草木が育つ（水生木）。草木が燃えて火になる（木生火）。

十干十二支

10 と 12 の最小公倍数は 60 であり、年には干支が割りあてられているため六十年で干支が一巡りする。ここから「還暦」という。

なお天干と地支を合わせると二つ余る。これを空亡と呼ぶ。