互換性(ごかんせい)とは、上位のものが下位のものと機能を兼ねること。工業製品に主に使われる言葉だが、製品以外の分野でも用いられ、上位互換、下位互換の言葉も使われる。
製品が新機能を用いてバージョンアップすると、それまでの機能を捨てざるを得ないことが多々ある。
そうなると旧機能製品のユーザーには金銭的な面だけでなく、操作性などの面においても負担になる。
そこで、バージョンアップ製品であっても、旧製品との互換機能を設けていくことが多々行われる。
その他[編集]
- 運転免許では、上位の免許証で下位の車両が運転できる特例がある下位互換であるが、上位の免許を先に取ってしまうと運転免許証の下位の免許の免許所有欄が表示されないため、運転できない誤解を生むことがある。
- 学歴において、上位の学歴は下位の学歴に基づいて修得を目指すものであり、上位の最終学歴は下位の学歴を修得したものと見なすことができる下位互換があるが、新卒優先慣行のある日本では「下位の学歴と上位の学歴は別」の慣習があり、飛び入学においては上位学校を中退すると最終学歴が最下位とされる。