九里峡(くりきょう)とは、熊野川の河口から宮井を経て十津川筋の和歌山県本宮町までを言う。九里峡と言われたのは、この間の距離がちょうど九里八町(およそ36.8キロ)あるので、九里峡の名ができたといわれている。途中、宮井付近まではまだ川幅も広く、たんたんとした風景が開けて瀞峡へのアプローチとなっている。川沿いには御船島・昼島・飛雪ノ滝・釣鐘岩・三段ノ滝・鼻白ノ滝・しし倉などの景勝地がある。